昭和62年日本で初めて酒をタンクごと雪に埋め込む雪中貯蔵に挑戦しました。
しぼったばかりの生原酒を貯蔵することにより、
独特な熟成がすすみ、フレッシュさはそのままにやわらかく旨味を増しました。
雪は空気をきれいにします。
麹菌や酵母菌などの微生物を使う酒造りにはきれいな空気が大切です。
また、新潟小千谷の冬の寒さは湿度が高く気温は低く安定しています。
一日の中で蔵の温度は約5℃とほぼ一定で極端な温度変化がありません。
低温にて長期間もろみとして杜氏・蔵人が管理し仕込まれたお酒はおだやかで素直に育ちます。
「越の初梅 雪中貯蔵酒」は、越後杜氏の卓越した技とこの雪国独特の環境を巧みに利用し、
やわらかくきめ細かな“淡麗でまろやか”な味わいに仕上がります。
恵まれた環境を最大限にいかし醸し上げた清酒です。